水を止めない3代替案

請願提出にともなって、用水路の水を止めないよう求める会では、工事区間下流の流水を止めない代替案を検討し、以下のような三つの案を考えてみました。


案1 流水を少量にしてバイパスする案

小平市が検討した流水のバイパス案は、現在新堀用水に流れている用水量(約15,000㎥/日と推定される)の全量をバイパスさせるものだが、それよりも少量(3,000㎥/日程度)の水をバイパスさせることで、大きな穴を掘ることを不要にするなどでコストを削減しながら、工事区間下流への流水を維持する。

  • 仮設ポンプ、配管工事により工事区間をバイパスする案(少量バイパス案図参照)
  • 下流側用水路の各所に土嚢を設置し、用水路は複数の池の様に水を貯める
  • 流水は各池を順次満水にしつつ下流側に越流して行く
  • ポンプは日中のみの自動運転とする、夜間は小平監視所の新堀用水ゲートを閉鎖する
    • 夜間は複数の池の水位は低下するが水は枯渇しない
  • 水量は3,000㎥/日程度。装置を小型化し運転管理を容易とする

【課題】
・既存のマンホールでの止水工事を的確に行うこと
・水道局の協力を得る必要がある
  水位異常警報信号に対して、小平監視所の新堀用水ゲートを「閉」とできること

案1玉川上水と市内各用水路概略図
案1フローシート

案2 多摩川の水(水道原水)を玉川上水に流してポンプアップする案

小平監視所から新堀用水への水道原水(多摩川の水)の放流を止め、その代わりに、玉川上水に水道原水(多摩川の水)を流し、その水を玉川上水からポンプアップして、工事箇所より下流の新堀用水に流す。

  • 玉川上水に水道原水を流し、新堀用水工事箇所の下流に玉川上水から水道原水を流す
    この案では水量水質共に、現状と変わることがない
  •  小平監視所内で制御する事が出来る
    小平監視所の接合井経由で緊急放流ゲートを「開」とし、玉川上水に水道原水を流す
    (この時、多摩川上流水再生センターからの高度処理水は停止とする)

※図に一部誤りがあったため、改訂版を掲載しました。

案3 玉川上水の高度処理水をポンプアップする案

小平監視所から新堀用水への水道原水(多摩川の水)の放流を止め、その代わりに、玉川上水から下水の高度処理水をポンプアップして、工事箇所より下流の新堀用水に流す。

  • 現況の多摩川上流水再生センターからの高度処理水は、通常の下水の高度処理に加えてろ過処理設備+オゾン処理設備を備えており、水質は「かなりきれい」のレベルに達している。有機物などの水質指標は通常の高度処理の50%程度と思われる
  • 3ヶ月の工事期間中であれば、「かなりきれい」のレベルの処理水を流すことは流水の枯渇に比較して、より良い選択である。鮎程度は通常の下水処理水(高度処理をしていない)水質で10か月間生存したケースがある

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※図に一部誤りがあったため、改訂版を掲載しました。

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